オトコウタライブ in 江古田マーキー

 9月9日に誕生日を迎え、この20日に発売されたばかりのアルバム『昭和歌謡オトコウタ』を引っさげての江古田マーキー・ライブ開幕です。いつものとおり「大事な人だから」で開幕。実は本日は今年48回目のコンサートなのです。そう、前回お話しておりましたように、昨年は年間49回のコンサートを開催したんですね。もう、昨年の記録を塗り替えようとしているわけです。もちろん、コロナが明けてコンサートがあちこちで開催できるようになってきたという部分はありますが、でも、そういった場に呼んでいただけるのも、そういった場にお客さまにお越しいただけているのも皆さまからのご支援の賜物であると、改めて感謝いたします。


 さあオープニング後の1曲目は、和久井社長から入山アキ子のプロデュースを引き継いだ、かつてキャンディーズなどを育ててこられた松﨑澄夫さんが「入山アキ子がオトコウタを歌ったらどうなるんだろう」ということで最初に取り組んだ記念碑的な1曲「嫁に来ないか」です。まさか、こうやってアルバムを出せるまでになるとは、その時は思いもしなかったことでしょう。そして曲は「北の旅人」へと続き、歌い終わったところで苫小牧からお見えになったファンの方から花束のプレゼント。すると、このタイミングに、とばかりにお客さまからお土産の贈呈が続きます。みなさん、親戚のオジサン、オバサンのような感じです。江古田マーキーのコンサートって、こういう家族的で暖かい雰囲気がいいですね。


 このあと、「雨に咲く花」「恋」「旅の宿」と続いたのですが、「旅の宿」はBS12(トゥエルビ)の番組「歌って♪ハマって♪(月曜朝5:00-5:30)」の50代の女性プロデューサーさんから「絶対に、これ歌ってくださいね」と言われた1曲だそうです。おそらく、年代などによってお気に入りの曲が違うと思われますが、みなさんがどのような曲を好まれているのか、入山アキ子が年代別性別で調査中でございます。コンサートに足をお運びの節は「私はこのオトコウタが一番です」という曲名をぜひ伝えてあげてください。ちなみに60代男性の私MKは、松山千春さんの「恋」です。曲としては千春節全開のニュー・ミュージックのはずなのに、「貴方の顔もちらつかないわ」なんてコブシを効かせた歌い方や、女性の気持ちを歌い上げた多少演歌っぽい雰囲気もある歌詞と入山アキ子の歌い方がマッチしていて、今まで気づかなかったこの曲の魅力を教えてもらった感じです。

 後半の第2部はオトコウタから「釜山港へ帰れ」が披露されたあと、「紀淡海峡」「信濃慕情」と入山アキ子のオリジナル曲が続きます。「信濃慕情」は、カラオケで「人生七曲がり」に続いてリクエスト数の多い人気曲だと今年1月のコンサートでも言ってましたね。そして「雨の寄り添い花」が歌われ、最後は斉藤功さんの編曲とギター伴奏による「一泊二日」で本日のコンサートは終了。いや、もう1曲あります。2時間近く座って聴いて下さったお客さまみんなで手を振ってからだをほぐしつつ、元気なアンコール曲の「わたしのふる里」です。今日も楽しいコンサートでした。

(MK記)