昭和歌謡オトコウタLIVE in 江古田マーキー
前回が昨年の9月26日でしたから、7ヶ月ぶりくらいの江古田マーキーでのコンサートとなります。5月3日というゴールデン・ウィーク中であるにも関わらず、熱心なファンの方にお集まりいただきました。
第一部の衣装は、2020年に「月に笑う蝶」を披露したときに着ていた蝶づくしの着物です。ブルーは心が落ち着く色ということで、病院でも壁が薄い青色になっている部屋は良く見かけますが、お越しいただいたお客さまにひとときの安らぎを、という意味も兼ねて選んだようですね。
曲の方は、いつものとおりのオープニング曲「大事な人だから」に続き、「月に笑う蝶」そして、多岐川舞子さん、たかだみゆきさんが歌われた「あなたの女」が披露されます。これは、キングレコード時代の2004年に発売されたデビュー盤「不如帰」のカップリング曲なんですね。そして、カップリング曲つながりということで、2007年に「溺れ酒」に収録されて発売された「港町 なみだ雨」、2014年の「紀淡海峡」に収録された「秋芳洞愛歌」と、最近のステージではあまり取り上げてこなかった、隠れたレパートリーが3曲続けて歌われました。こうしてナマで聴けるのは新鮮です。
そうそう、秋芳洞は入山アキ子の出身地である山口県美祢市の観光名所ですね。入山アキ子はそこでふるさと交流大使を勤めています。また、山口県美祢市以外でも、山口県、北海道稚内市、和歌山県和歌山市加太でも、ふるさと大使を勤めています。ということで就任のきっかけとなった「紀淡海峡」「ザンザ岬」を披露。そして「一泊二日」で第一部は幕を閉じます。
第二部は、若葉の季節を意識した(?)グリーンの衣装で「見上げてごらん夜の星を」「北の旅人」と、昨年9月に発売された『昭和歌謡オトコウタ』のアルバムから2曲が歌われたあと、本日のメインイベントのコーナーです。
かつて、ワクイ音楽事務所の和久井社長は、入山アキ子にいつも挑戦を求めてました。龍の絵を描き始めたのも和久井社長の一言なのだそうです。彼女自身「2024年はやりたいことをやってみよう」と、新しいことへのチャレンジを目標としています。今日は、そんな新しい試みをお越しいただいた皆様に披露してくれました。ピアノ弾き語りです。実は、何年か前に京王プラザホテルでやったことはあったのですが、今年はもっと本格的にやってみたい、ということで猛練習中の成果をちょっとだけ披露してくれたのです。曲は「雨に咲く花」「笑顔の花が咲くように」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、そして「なごり雪」が演奏されました。間違えてはいけない、と緊張していたのか、ちょっと歌う表情は硬かったように見受けられましたが、弾き語りをする演歌歌手、なかなか新鮮なスタイルで良かったです。これまで、いろいろなことに挑戦してはモノにし続けてきた入山アキ子です。次回、また弾き語りの機会があったら、びっくりするくらい進歩してるんではないかと思います。
最後に「釜山港へ帰れ」、ギターバージョン伴奏での「一泊二日」、アンコール曲として「人生七曲がり」で本日のコンサート締めくくられました。ファンのみなさん、記念に写真を撮ったり新しく販売されたグッズなどをお買い求めいただいたりして、最後まで楽しいひとときでした。みなさま、応援ありがとうございます。
(MK記)