オトコウタライブ in 江古田マーキー
宮澤由衣さんのピアノ伴奏で登場した入山アキ子。本日も「大事な人だから」で、熱心なファンの方をお迎えします。江古田マーキーは客席と舞台の距離や段差が小さく、歌の合間にご来場いただいたみなさんと楽しくお話を交わしながら進めていけるのがいいですね。今日も歌だけでなく、楽しいトークを期待できそうです。改めて新年の挨拶と初めてお越しいただいた方へのお礼の言葉があり、2曲目「紀淡海峡」へと続きます。
そして、ここからがオトコウタライブの本編。実は本日1月15日は今年に入ってからもう3回目の開催となるんですね。「年内50回以上開催出来るよう今年も頑張ります!」という力強い宣言で、お客さまから拍手による心強い応援もいただきました。今年も、たくさんの方に元気と笑顔をお届け出来そうです。
本日のオトコウタライブ。1曲目は沢田研二さんが1975年に歌った「時の過ぎゆくままに」、そして井上ひろしさんが1960年に歌ってヒットした「雨に咲く花」へと続きます。この曲、石原裕次郎さんの歌でも知られていますし、美空ひばりさんや淡谷のり子さん、青江三奈さんら多くの歌手が取り上げた人気曲なんですが、オリジナルはもっと古くて、1938年に関種子さんが歌ったものなのだそうですね。入山アキ子にも、ぜひこの曲を十八番にすべく歌い込んでもらいたい。そう感じずにはいられない本当にいい曲だと気づかされました。
ところで、この日の第一部の衣装は新年を意識して梅の模様が入った素敵な着物。梅の模様についてお客さまとの会話が始まり、「そういえば、桜は"咲く/散る"、梅は"ほころぶ/こぼれる"…と、日本語って花によって言い方かわるんですよね」と、話は広がります。第二部でもその続きで「そういえば、椿は"ひらく/落ちる"、牡丹は"崩れる"でしたね。」といった話も出できましたけど、ほんと、日本語ってつくづく美しい言葉だと思います。入山アキ子も、多くの素晴らしい作詞家の先生方による美しい詞を提供いただき、大切に心を込めて歌っております。
このあと、鶴岡雅義と東京ロマンチカのデビュー・シングル「小樽の人よ」そして、石原裕次郎さんの「北の旅人」と披露され、第一部は終了します。
第二部はレコーディング音源の伴奏を使って「人生七曲がり」からスタート。歌い終わって「今日は、8分で着替えたんですよ。実は先日の所沢でのコンサートの第二部の終盤では1分半で着替えてました。昔、キャンペーンでは30分で着替えないとダメと言われて、それまで2時間かかってたのをストップウォッチで計って頑張ってここまできました。」
話は続きます。
「ところで、カラオケ店に行ったら入山アキ子の曲でよく歌われている曲、というのが表示されるんですよ。1番歌われるのは「人生七曲がり」なんですけど、2番目に多く歌われる曲って何だと思います?」会場に来られた方に問いかけます。「ザンザ岬?」「紀淡海峡?」…。みなさん、思いつかない。「やっぱりみなさんも意外って思われますよね、わたしだけじゃないんですね。」という表情を見せて答えを明かします。「実は「信濃慕情」なんです。」ライブでは「人生七曲がり」のように頻繁に歌われる作品ではないのですが、後から調べてみるとYouTubeでも「入山アキ子」で検索すると上位に表示される人気曲なんですね。ということで「信濃慕情」が披露されます。改めて聴くと、しっとりとした曲調と美しい歌詞で、カラオケで歌う際にも気持ちを没入させて歌い込めそう…。多くの方が選ばれるのも納得です。
そして「雨に散る花」「雨のより添い花」「わたしのふる里」「一泊二日」そしてアンコール曲「ザンザ岬」と続き、お越しいただいたみなさんに、元気と笑顔をいっぱい届けて、本日の公演は終了しました。
次の江古田マーキーでのコンサートは5月3日(水)です。江古田マーキーは、池袋から西武線で6分。駅から歩いて3分。大江戸線の新江古田駅からなら歩いて7分の場所にあります。お待ちしております。
(MK記)