昭和歌謡オトコウタライブ in 江古田マーキー

今回が4回目の江古田マーキーでのコンサートとなり、オトコウタライブとしては35回目となります。

多くのファンが今や遅しと期待高まる中、熱い拍手に迎えられて舞台に登場してのオープニング曲は「大事な人だから」。入山アキ子としては、新曲の発売直後であることに加え、ファンの方々が座る客席がすぐ目の前にあり、曲の合間に気軽に言葉を交わすことができるこのライブには特別な思いを持っているようです。

続いてはお待ちかね最新曲の「一泊二日」。実は私も、これまでYouTubeの映像でしか聴いたことがありませんでしたから、目の前で歌う姿を見て感激。入山アキ子の歌い方やキャラクターに本当に良く合った曲調と歌詞であることを再認識しました。皆様のおかげで10月19日に発売されてすぐにオリコンチャート5位という好調な滑り出しで、すでにこのブログでも報告しておりますように各地のイベントで歌わせていただいており、さらに各方面からの出演オファーが寄せられている状況です。

この曲の作曲者は四方章人(よもあきと)さん。「浪花節だよ人生は」を作曲された方ですね。演歌歌手を中心に多くの方に曲を提供されています。そして作詞は久仁京介(くにきょうすけ)さん。氷川きよしさんや北島三郎さんなど多くの演歌歌手に歌詞を提供されていて、日吉ミミさんの「男と女のお話」そう、♪恋人にふられたの よくある話じゃないか…って歌われるあの曲ですね。そんな曲も作詞されている方です。(…と入山アキ子が紹介しておりました。)
ちなみに、「一泊二日」発売記念で久仁京介さんと入山アキ子の対談も公開されています。ちょっと覗いてみてください。

3曲目として歌ったのが「わたしのふる里」。もちろん、作詞・作曲・編曲をされた水谷公生(みずたにきみお)さんが、入山アキ子のふる里である山口県美祢市のことをイメージして作られた内容ではありますが、農耕民族である我々日本人の生き方、そして野生動物や自然との共生や感謝を描いて、聴いているうちにその美しい詩に涙が出てきそうになりました。一番最後の歌詞「花火 きれい」の部分がすべてを象徴しています。

実は、この曲には公開準備中の映像があって、それがまた素晴らしい(ちょっと手前味噌)のです。ステージで山口県のJAとの協賛が決まっているとの話もありましたが、日本を象徴する曲として大きく成長させていきたいものです。

そして「きずな道」「雨のよりそい花」「月に笑う蝶」「人生七曲がり」と代表曲を熱唱。曲の合間に近況報告や学生時代の思い出話などのトークが繰り広げられ、その内容に対して客席からツッコミが入る(時には楽しいボケも入る)など、和気あいあいとした雰囲気の中、第一部は終了しました。


第二部は、いよいよオトコウタライブの本編です。

宮澤由衣さんのピアノ演奏をバックに「嫁に来ないか」で開幕。1976年に新沼謙治さんの歌でヒットした作品ですね。そして、1975年に渡哲也さんが歌った「みちづれ」、日本では1982年にチョー・ヨンピルさんの歌でヒットした「釜山港へ帰れ」、石原裕次郎さんの「北の旅人」(1987年)と続き、最後に「紀淡海峡」「一泊二日」で第二部が終了。

最後の最後に、万雷の拍手に促されてアンコールとして歌われたのが坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」(1960年)。江古田マーキーの装飾を星のきらめきに見立てての素敵なフィナーレでした。ピアノ演奏の宮澤由衣さんがハロウィーンを意識した衣装で登場されたのも粋な計らいでしたね。

次回の江古田マーキーでのコンサートは2023年1月15日です。
みなさんで楽しんでいただけるコンサートです。今回これなかった方も、次回はぜひお越しください。

(MK)